椎名林檎のファンだから、という不純な動機でカルテットというドラマを見始めた。
それからみつしまひかりさんに心奪われ、わくわくしながら見ていた今日この頃。第3話はそんなみつしまひかりさん演じるすずめちゃんがメインのお話でした。少し思うところあったので書き留めておこうと思う。
ドラマみたいな壮絶な過去があるわけではないけれど、わたしはわたしなりに自分の父が憎くて仕方がない方だ。
話せそうな仲の人にこの話はぼんやりとだけするけれどだいたい誰にもわかってもらえない。だいたい所謂女の子にありがちの、「オトウサン、キライ!」の一種と思われてきた。全然そんなんじゃないんだけど。でも中学生ぐらいから、それぞれの家庭の事情って、その家庭にいる人たちにしかわかんないんだって気付いてたから、高校生くらいから父はいないつもりで生きてきたし(実際は普通に家にいる)この話はほぼ人に話さないようになった。
こういう話をするとだいたい家族なのにどうして?と言われる。
それが苦痛で仕方なかった。
家族でも許せないことってあるじゃないですか。だけど許せないなんて、おかしいっていう人ばかりで。わかってもらえないから言わないようにしてた。
ドラマはフィクションだけど、自分がどうしても嫌で嫌で仕方ないなら父親が死んだって会わなくったていいって言ってくれてわたしは嬉しかった。世間体とか常識とか考えたら普通は駆けつけて当たり前って誰もが言うけれど。
許せない自分でもいいって、初めて思えた気がする。